| 恵庭公園概要 | 恵庭市の南西部にある総合公園である。広さは約４２ヘクタールあり、公園面積の２５％が陸上競技場、テニスコートなどが占め、残りの７５パーセントが樹林地になっている。樹林地の中央に市内を流れるユカンボシ川の源流があり、その周囲に遊歩道が整備されている。 | |
| 花ごよみ概要 | 花ごよみは、筆者が２００８年から２０１２年までの５年間に観察した約１５０種の花のうち、遊歩道周辺に咲く花から１００種をピックアップして、季節順に整理したものである。遊歩道をゆっくり歩けば、比較的容易に見つけられ、観察できるだろう。 は、筆者が花の開花を確認した期間を示している。花の開花期間は、その年々の気候に左右されるため、開花を保証するものではない。見頃は表示期間の前半を目安にするとよいだろう。 |
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| お薦め時期、見どころ | それほど広い公園ではないが、季節を追って、多種、多様な花が見られ、時には大きな群落をなしてお花畑となる。散策や観察時期は、↓の注意点から４月下旬から６月上旬がお薦めである。 | |
| 群落をつくる花 | エゾエンゴサク、ニリンソウ | |
| 変異が多い花 | エンレイソウ類 | |
| お薦めの花 | サクラスミレ、ヒメニラ、ワニグチソウ | |
| 散策時の注意点 | あらゆる事態を想定して、自己責任のもと、慎重に行動すること。筆者は一切の責任を負いません。 | |
| ５月から７月にかけて、樹林地でカラスが営巣しているのを確認している。２０１０年以降、遊歩道上でのカラスの威嚇が激しくなっている。ユカンボシ川付近を周回する遊歩道上では、カラスがすぐに寄ってきて、樹木の枝にとまり、まずは鳴き声で威嚇してくる。こちらが大声を出したり、棒などで追い払おうとすると、頭を目がけて襲ってくるので注意してほしい。筆者は、目を合わせず、無視して進むか、状況によっては引き返している。例年、３箇所前後で営巣していると思われ、公園の広さとカラスの行動範囲を考えると遊歩道はカラスのテリトリーにあると思ってよいだろう。 | ||
| ７月以降は、５月上旬頃の明るい遊歩道とは全く異なる。樹木は葉でおおわれ、日差しが遮られ、薄暗い不気味な雰囲気に様変わりする。カラスのこともあり、散策する人が極端に減って、休日でも、全く人に出会わないことも珍しくない。女性の一人歩きは避けた方がよいだろう。緊急事態などに備え、携帯電話など、外部と連絡する方法を考えておくとよいだろう。 | ||
| ６月から８月は、ブユやヤブカなどが極めて多い。衣服の上からも執拗に刺してくるので、薄手のものを重ね着するとよいかも知れない。顔用防虫ネット、携帯蚊取り線香、防虫スプレーなど、防虫対策は万全にして散策した方がよいだろう。 ８月頃は、スズメバチが活動する季節で、遊歩道の出入り口に、注意を促す掲示板が設置されることがある。このような時は、立ち入りは控えた方がよいだろう。 |
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| マダニが媒介するウイルス性感染症「重症熱性血小板減少症候群（ＳＦＴＳ）」による死亡例が報告されている。厚生労働省によると、同省が情報収集を始めた２０１３年１月以降、２０１３年４月１０日までに、国内での死亡確認は７人になったという。 筆者、および同行者のほたるは、マダニに咬まれ(恵庭公園以外)、医療機関で治療を受けた経験を持つ。マダニに咬まれるリスクを減らすため、遊歩道から外れ、草地などに立ち入るのは避けた方がよいだろう。 |
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