ミズタマソウ　（水玉草）
Circaea mollis
アカバナ科　ミズタマソウ属

低地〜山地の湿った林内などに生え、茎の高さは２０〜６０センチ。茎頂や葉腋の総状花序に、長さ
約５ミリの白色〜淡紅色の花を横向き〜下向きにつける。花弁は２個で、先は浅く２裂する。萼片も
２個で、花弁の長さ約２倍で、緑色を帯びる。果実は長さ約３ミリの倒卵形で、かぎ状の毛が密生する。
葉は対生し、卵状長楕円形または長卵形で、基部はくさび形。先は鋭くとがり、縁に浅い鋸歯がある。
本種の仲間のウシタキソウは、葉の基部が心形。

花期：８〜９月　　分布：北海道、本州、四国、九州

ミズタマソウは、恵庭公園の遊歩道沿いの草地で見られた。2011.8.20

恵庭市　恵庭公園
2011.8.20
Canon EOS 20D ＋SIGMA AF50mm F2.8 MACRO	Canon Power Shot G7

ミズタマソウは、野幌森林公園で見られたが、筆者の観察した範囲では生育場所は局所的だった。
ここでは、同じ仲間のウシタキソウ、タニタデ、ミヤマタニタデが確認されているようだが、ウシタキソウ
ミヤマタニタデにはまだ出会っていない。2006.8.6

江別市　野幌森林公園
葉の基部はくさび形。 2006.8.6	かぎ状の毛のはえた子房 緑色の２個の萼片、白色の ２個の花弁、１個の雌しべ ２個の雄しべが確認できる。 2006.7.30
Canon EOS 20D＋EF100mm F2.8マクロ