オオベニウツギ
Weigela florida
スイカズラ科 タニウツギ(ウエイゲラ)属

オオベニウツギは、中国原産で、高さが2〜3メートルになる落葉低木。 葉腋に、長さ2.5〜3.5センチの
濃紅色の花を数個ずつつける。花冠は漏斗状鐘形で、上部は浅く5裂する。萼は長さ約5ミリの線形で、5裂
する。葉は卵状長楕円形で、先は細長くとがり、縁に浅い鋸歯がある。表はまばらに毛があり、裏には白色
の短い軟毛が密生し、ややざらつく。
タニウツギの仲間で、庭木として広く利用されているという。

わが家のオオベニウツギは、前の持ち主から受け継いだものだが、積雪で多くの枝が折れ、枯れる寸前の
ように見える。樹形はかなり乱れていて、処分したいのだが、強い生命力を目の当たりにするとそうもいか
ない。今は、樹勢に任せて見守っている。

幹の高さは約40センチ、直径は根元で10センチ。その幹の先端から直径3センチの枝が伸びているが
それも50センチ伸びたところで折れている。根元は腐りかけ、ワラジムシが出入りするほどだが、2006年
は幹の下部と、枝の先端から数本の細い枝が出て、1〜1.5メートルにも伸び、多数の花を付けてくれた。
強靭な生命力には、ただ、ただ、脱帽!そして、2007年には前の年の枝に、花芽の出る新しい枝をたくさん
出し、片方に偏ってラッパ状の花をつけてくれた。

花期 6月中旬〜7月上旬

出典
監修 鈴木基夫 横井政人 解説 武田恭明 田中宏 浜田豊 橋本清美 『山溪カラー名鑑 園芸植物』
山と溪谷社 1998年4月1日 初版
みんなの趣味の園芸 NHK出版 タニウツギより

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わが家の庭に咲くオオベニウツギは、タニウツギの仲間で、濃い紅色の花を付ける
ブリストル・ルビー(Weigela florida cv.Bristol Ruby)という品種と思われる。

 
↓と比べると、高さはほとんど変わって
いない。多数の枝が出るようになって
花も多く付き、見栄えがよくなってきた。

2018.6.23
 剪定の仕方がよくなかったのか
今年は花付きがよくなかった。

2009.6.21
前年伸びた長い枝に、新しい小枝をたくさん出し
片方に偏ってラッパ状の花をつけた。

2007.6.20
花は濃紅色。写真はやや淡い色に
仕上がったが、実物は左上の
つぼみの色に近い。

2006.6.30

わが家での管理方法

剪定 樹勢にまかせている。枝はよく伸長する。春先に、雪害で折れた枝や不要な枝を剪定している。
肥料 与えていない。
病害虫 クロスキバホウジャクトビネオオエダシャクの幼虫の被害が見られるが、駆除するほどないため
放置している。
2008年、オオルリコンボウハバチの幼虫に葉を食害される被害があった。しかし、個体数が
少ないこと、葉の縁を少し食べられる程度なので放置している。
越冬 耐寒性がある。枝が細く、雪の重みで折れやすい。雪に埋もれる部分は支柱を立て縄で固定して
いる。

最終更新日:2018年12月31日