シクラメン
Cyclamen persicum ｃｖ.
サクラソウ科　シクラメン属

シクラメンの原種は、地中海沿岸からトルコを含む中東にかけて２０種ほどが分布し、一部は市場にも出回っている。
シクラメン(Cyclamen)という名前は、花が結実すると、花茎が螺旋状に巻くことに由来するという。

園芸品種としてのシクラメンは、地中海沿岸に分布する原種のペルシカム(persicum)をヨーロッパで品種改良した
ものを指し、日本には明治時代に渡来したという。現在では、日本でも品種改良が進められ、花色が黄色のもの
フリンジ咲き、八重咲きなど多種多様な品種が栽培されているという。
花は塊茎(球根)から伸びる長い花柄の先端に１個下向きに付ける。花冠は５裂し、後方に反転する。雄しべは５個で
短く、花冠の基部に合着する。雌しべは１個。がくは５個。葉は塊茎からでて、長い柄があり、心形〜円形。葉の表面
には斑紋があり、縁には歯牙がある。

花期：１１〜４月

わが家では５種類のシクラメンが窓辺を飾っている。ペルシカム(persicum)系と思われるが、種名は分からない。
筆者の経験では、市内、及び近郊の園芸店やホームセンターで販売されているシクラメンには、ラベルが付けられ
ていない。交配が繰り返され、交配親が分からなくなっているのだろうか・・・。

ミニシクラメン　赤色

花茎の長さ：１３センチ前後
花弁の長さ：３センチ前後

２００９．３．８
白色

花茎の長さ：１５センチ前後
花弁の長さ：４センチ前後

２００８．１０．３１		 ピンク

花茎の長さ：１０センチ前後
花弁の長さ：３センチ前後

２００８．１１．２２
フリンジ咲き　淡赤色

花茎の長さ：１５センチ前後
花弁の長さ：３センチ前後

２００８．１１．２２		 白色

花茎の長さ：１５センチ前後
花弁の長さ：４センチ前後

２００８．１１．２２

わが家での管理方法

増やし方 タネから増やすというが、まだ試みたことはない。
肥料 通年、１〜２回／月液肥を与えている。
病害虫 通年、アブラムシやカイガラムシの被害があり、捕殺ないしはスプレー剤で駆除している。
春〜秋は、屋外で育てているが、チャコウラナメクジの被害がある。見つけしだい捕殺している。
２００９年には外来種のキンケクチブトゾウムシに花や塊茎を食べられる被害を確認した。
越冬 積雪＆厳寒の屋外では越冬できないため、１１〜４月は室内で管理している。