ケゴンアカバナ　（華厳赤花）
Epilobium amurense
アカバナ科　アカバナ属

山地の湿った草地などに生え、茎の高さは１０～５０センチ。茎の稜上に、２列の屈毛がある。茎の上部の
枝先に、長さ４．５～８ミリの淡紅色～白色の花をつける。花弁は４個で、柱頭(雌しべの先)は頭状。
葉は長楕円状披針形で、縁に鋸歯がある。

アカバナの仲間は、本種の他にアカバナ、イワアカバナ、エゾアカバナなどがあるが、外見から
見分けるのは難しい。本種は、イワアカバナによく似る。柱頭が頭状なのは同じだが、茎の稜線上に
２列の屈毛があるのが見分けのポイント。このあたりは、梅沢俊　著　「北海道　春の花　
絵とき検索表Ⅱ」に詳しい。

花期：７～９月　　分布：北海道、本州、四国

分かり難いが
柱頭は頭状。

2003.8.17　恵庭市
Nikon COOLPIX995