ガマズミ　（莢ずみ）
Viburnum ｄｉｌａｔａｔｕｍ
別名：アラゲガマズミ

レンプクソウ科　ガマズミ属

山野の日当たりのよい所に生え、幹の高さが２〜５メートルになる落葉樹。
枝先の１対の葉の基部から伸びる花序に、直径５〜８ミリの白色の花を多数集まってつける。
花弁は５個で中ほどまで裂ける。雄しべは５個で、花弁の裂片よりも長い。
果実は、長さ約６ミリの卵状楕円形で、やや扁平。赤く熟す。
葉は対生し、広倒卵形で、先は尾状にとがる。基部は円形〜広いくさび形。縁には浅い鋸歯が
ある。両面に毛が生える。裏面には蜜腺が密にある。

花期：６〜７月　　分布：北海道、本州、四国、九州

参考資料
林将之『山溪ハンディ図鑑１４　樹木の葉』　山と溪谷社　２０１５年２月１０日　初版
梅沢俊　『北海道の草花』　北海道新聞社　２０１８年６月３０日　初版
辻井達一　梅沢俊　佐藤孝夫『新版　北海道の樹』北海道大学図書刊行会　２００３年５月２５日

最終更新日　２０２１年１月１３日
・新分類体系ＡＰＧ�V，�Wに準拠し、科名をスイカズラ科からレンプクソウ科に変更した。
・参考資料を追加した。
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ガマズミは、恵庭公園の林縁で見られた。本種はミヤマガマズミに似るが、葉の両面に毛がある。
また、オオカメノキにも似るが、果実は赤く熟す。2013.7.6,2013.9.21,2015.3.15

恵庭市　恵庭公園
2013.7.6
花弁は５個で中ほどまで裂ける。 雄しべは５個で、花弁の裂片よりも 長い。 2013.7.6	果実は、長さ約６ミリの 卵状楕円形で やや扁平。赤く熟すが ↑は未熟なため、緑色が 残っている。 2013.9.21
葉の両面に毛がある。 2013.7.6