ヤマガラシ　（山芥子）
Barbarea orthoceras
アブラナ科　ヤマガラシ属

山地〜高山帯の谷沿いなどに生え、茎の高さは２０〜６０センチ。茎頂の総状花序に、長さ５〜７ミリ
の黄色の花をまとまってつける。花弁は４個で、へら状倒卵形。根出葉は羽状に中裂〜全裂し
頂小葉は楕円形で、特に大きい。茎葉は長楕円形で、基部は茎を抱く。ミヤマガラシともいう。

花期：５〜８月　　分布：北海道、本州(中部地方以北)

ヤマガラシは、在来種らしく山地の沢沿いに咲いていた。黄色いアブラナ科の花は仲間が多くて
見分けが難しいが、特に帰化種のハルザキヤマガラシにはとてもよく似ている。ヤマガラシは
果実のくちばしが短いのが特徴。このあたりは、梅沢俊　著　「北海道　初夏の花　絵とき検索表」
に詳しい。

2003.5.28　恵庭市 Nikon COOLPIX995