タニソバ　（谷蕎麦）
Persicaria nepalensis
タデ科　イヌタデ属

低地〜山地の湿った草地などに生え、茎の高さは１０〜５０センチ。茎はよく分枝し、赤みを帯びる。
枝先や葉腋に、小さな花を頭状に多数かたまってつける。花弁に見えるのは筒状の萼片で、４裂し
色は白色、緑色、淡紅色と変化に富む。花柄に腺毛がある。葉は互生し、卵形で、先がとがり、基部
はくさび形。葉柄には翼があり、基部は耳状で、茎を抱く。

本種に似るミゾソバは、萼が５裂し、茎に下向きの刺がある。

花期：８〜１０月　　分布：北海道、本州、四国、九州

タニソバは野幌森林公園で見られたが、筆者が観察した範囲では、ミゾソバとは異なり生育場所は
局所的だった。2006.9.3

タニソバは、野幌森林公園で見られた。本種は茎に刺がなく、葉柄に翼があるのが特徴。2003.9.17

江別市　野幌森林公園
2006.8.27	2006.9.3
Canon EOS 20D＋EF100mm F2.8マクロ

タニソバは、恵庭公園のユカンボシ川付近の遊歩道沿いで見られた。2011.8.20

恵庭市　恵庭公園

2011.8.20 Canon EOS 20D ＋SIGMA AF50mm F2.8 MACRO