コモチミミコウモリ　（子持耳蝙蝠）
Cacalia auriculata var. bulbifera
キク科　コウモリソウ属

山地〜亜高山帯の林縁などに生え、茎の高さは６０〜１２０センチ。茎頂の総状円錐花序に、長さ
約１センチの白色の頭花を多数つける。頭花は５〜６個の筒状花からなり、花冠の先は浅く５裂
する。葉は腎形で、長い柄があり、３〜４個が互生する。基部は耳状で茎を抱く。
和名は葉腋に珠芽(むかご)ができ、葉の基部が耳状、葉の形が蝙蝠に似ることに由来するという。

花期：７〜９月　　分布：北海道

コモチミミコウモリは、ミミコウモリに似るが葉腋に珠芽がつくことで見分ける。

茎の中ほどの葉液に 珠芽が見られる。 2003.8.19　夕張岳 (石原平〜前岳湿原) Nikon COOLPIX995