ヒロハヒルガオ　（広葉昼顔）
Calystegia sepium
ヒルガオ科　ヒルガオ属

山野の草地、道端などの日当たりがよくて、やや湿ったところに生えるつる性植物で、長さは２メートル
以上になる。葉腋から２〜５センチの花柄を出し、白色(時に淡紅色)の漏斗形の花を１個つけ、早朝
から開きはじめ、夕方には閉じる。花冠は直径５センチ前後。がくは花筒と苞葉にはさまれ、先は５裂
する。苞葉は２個あり、三角状卵形で、先はとがり、がくを包む。葉は互生し、柄があり、矢じり形。
基部は心形で、葉の先はとがり、全縁。

和名はヒルガオの仲間で、葉の幅がヒルガオより広いことに由来するものと思われる。

本種はヒルガオに似るが、葉や苞葉の先がとがること、花色は多くは白色であることで見分けられる。

花期：６〜９月　　分布：北海道、本州、九州

ヒロハヒルガオは、北広島市の農道とソバ畑を隔てる側溝に咲いていた。ほとんど種子をつけず地下茎で
増える。しかも、わずか１節の断片からも萌芽する。このため、耕作地に侵入すると根絶が難しいという。
ソバ畑に侵入した形跡はなかったが・・・。

花色が白いタイプ。葉や苞葉の先はとがる。 2008.8.3〜23　北広島市　Canon Power Shot G7