シャクヤク
Paeonia lactiflora
ボタン科　ボタン(パエオニア)属

シャクヤクは、中国、シベリアに原産し、日本には、薬草として15世紀頃に渡来したという。茎の高さは
６０〜９０センチで、枝先に、直径８〜２０センチの花を数個つける。花色は、紅、桃、紅紫、白、黄など
変異が大きい。花の形は、一重、八重、半八重など、咲き方(雄しべの花弁化の状態)は金しべ咲き
おきな咲き、冠咲き、てまり咲き、半バラ咲き、バラ咲きなどと変化が大きい。
茎葉は３出複葉で、小葉は２〜３個に深裂ないしは全裂し、全縁。

シャクヤクの根は、古くから薬草として利用されていて、消炎、鎮痛、抗けいれん作用などがあるという。

シャクヤクはボタンに似るが、ボタンは木本類なので木、シャクヤクは草本類なので草であること、シャク
ヤクはボタンの台木として使用されることはよく知られる。

わが家には、前の持ち主から受け継いだ白色と紅紫色のシャクヤクがある。直径が１５センチ前後の花を
何個もつけると、庭が一段と華やかになる。ただ、花の重みで茎が倒れてしまうため、紐で束ねて支柱に
固定している。除草剤に弱いため、花が咲くまでは通路の草取りも手作業で行っている。
２００７年７月１６日、草取りをしていたら、紅紫色の花の根元に品種名が書かれたラベルが埋まっている
のを発見。それには、バンカーヒルと書かれてあった。

花期　６月中旬〜７月中旬

バンカーヒル　花色は紅紫色、花形は八重
２０１５．６．２１	２００６．７．５
咲き方は、雄しべが花の中心部だけでなく、花の中段にも見られ 大きな花の中心に、もう一つ小さな花が咲いているように見える。 これを半バラ咲きという。 茎の高さ８０〜１１０センチ 花の径１５〜２０センチ
花色は白色、花形は八重
２００７．６．２１
２００６年は通路に撒いた除草剤の影響で全てのつぼみが 腐ってしまった。今年は見事な花を咲かせてくれた。 茎の太さは紅紫色が１２ミリなのに対し、白色は ８ミリしかなく、花の重みで深くお辞儀をした格好になって しまうのが惜しい。 茎の高さ７５〜９０センチ 花の径９〜１５センチ

わが家での管理方法