ミヤマウズラ　（深山鶉）
Goodyera fschlechtendaliana
ラン科　シュスラン属

低地〜山地の林内に生え、茎の高さは１０〜２５センチ。茎頂の花序に、長さ６〜１２ミリの淡紅色を
帯びた白色の花をつける。花は、一方に片寄るように穂状に５〜１０個つける。唇弁の内側に毛が
ある。
葉は広卵形で、数個が互生し、暗緑色で白斑がある。この斑紋をウズラにたとえたという。本種よりも
花が小さく(長さ４〜７ミリ)、唇弁の内側に毛がないものをヒメミヤマウズラという。

花期：７〜９月　　分布：北海道、本州、四国、九州

ミヤマウズラは、樽前山山麓の林縁で見られた。花は穂状につくが、つぼみを見つけてから花が咲き
そろうまでに半月ほどかかった。高山植物は短い夏を知ってか劇的に咲き、そして早々と果実を
つけるが、低山の花は比較的のんびりしているようだ。(笑)2003.8.30

2003.8.30　苫小牧市　樽前山山麓 Nikon COOLPIX995