ヒメジョオン　（姫女苑）
Stenactis annuus
別名：ヤナギバヒメギク、アメリカグサ、イヌヨメナ
キク科　ヒメジョオン属

空地や道端などに生え、茎の高さが３０〜１３０センチになる北アメリカ原産の帰化植物。茎の上部に
直径約２センチの白色〜淡紫色の頭花を多数つける。頭花の中心部は両性の筒状花、その周辺に
雌性の舌状花が多数並ぶ。そう果には冠毛がある。根生葉は円形〜広楕円形で、長柄があり
縁には粗い鋸歯がある。茎葉は卵形〜披針形で、縁に粗い鋸歯がある。茎には白い髄がつまって
いる。

花期：６〜１０月　　分布：北海道、本州、四国、九州

ヒメジョオンは、野幌森林公園一帯で見られた。北アメリカ原産で、日本には明治維新頃に渡来した
という。現在は、日本中に広がり、亜高山帯にも侵入しているらしい。わが家の庭でも見られるが
厄介な雑草として扱われ、駆除の対象になっている。(笑)2006.11.3

2006.11.3 江別市　野幌森林公園 Canon EOS 20D ＋EF100mm F2.8マクロ

ヒメジョオンは、空地や道端などでよく見かけ特に珍しい花ではないが、同じ帰化植物のヤナギバ
ヒメジョオン、ヘラバヒメジョオンに似る。見分けのポイントは、梅沢俊　著　「北海道　初夏の花
絵とき検索表」に詳しい。

2003.7.14　札幌市 Nikon COOLPIX995