トホシカメムシ
Ｌｅｌｉａ ｄｅｃｅｍｐｕｎｃｔａｔａ
カメムシ(半翅)目　カメムシ亜目　カメムシ科

トホシカメムシは、漢字表記すると「十星亀虫」と書くという。前胸背に４個、小楯板に６個ある小黒点
を星に見立てたこと、背中が平らで、盾のような形をした甲羅が亀に似ていることに由来するという。


北海道では７〜９月に現れ、体長は１６〜２３ミリ。体色は明るい褐色で、前胸背に４個、小楯板に６個の
小黒点がある。前胸背側角は前方に突き出し、先端が鋭角に尖る。

平地〜山地の広葉樹で生活し、カエデ類、サクラ、ナナカマドなどの植物に寄生する。

出典
監修　友国雅章　執筆　安永智秀　高井幹夫　山下泉　川村満　川澤哲夫　『日本原色カメムシ図鑑』　
全国農村教育協会　２００４年８月２０日
木野田君公『札幌の昆虫』　北海道大学図書刊行会　２００６年７月２５日
発行者　大高利夫　 『昆虫２．８万名前大辞典』 日外アソシエーツ　２００９年２月
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トホシカメムシが、今年もわが家の庭に現れた。バラ(オールドポート)の花の上をうろついていた。
２０１８．６．２３

トホシカメムシが、わが家の庭に現れた。コムラサキの花や果実を渡り歩き、時に、口吻を果実に刺す
しぐさを見せた。２０１７．８．１４

本種は自宅の庭ではなく、恵庭市の山中にある白扇の滝の遊歩道沿いで確認した。ちょうど、ハウチワカエデ
の紅葉の最盛期だったが、足元を見たら、本種がうろついていた。２００７．１０．２８

バラ(オールドポート)の花の上をうろついていた。腹部の生殖節から雄とみられる。 ２０１８．６．２３
コムラサキの花や果実を渡り歩き、時に、口吻を果実に刺すしぐさを見せた。 腹部の生殖節から雌とみられる。 ２０１７．８．１４
体色は明るい褐色で、前胸背に４個、小楯板に６個の小黒点がある。 腹面は黄色だった。腹部の生殖節から雄とみられる。 ２００７．１０．２８

最終更新日：２０１８年１２月３１日