雨竜沼湿原　エゾカンゾウ咲く　２００５

２００５．７．３０(日)天候：晴れ

エゾカンゾウは、平年よりもほぼ１週間遅れで満開になったようだ。しかし、時期的に諦める人が多かったのか
知床が世界遺産に登録された影響なのか、５年ぶりの豊花だというのに、ハイカーが驚くほど少ないのだ。
いつもの通り、のんびりと写真を撮りながら木道を歩くが、追いついて来るハイカーが極端に少なく、歩行の妨げに
ならないほどなのだ。なにせ、先週は、「おはよう〜♪、こんにちは〜♪」と、声をかけられるたびに、返答したり
道を譲ったりするのに大忙しだった。今日は、勝手、気ままに、のんびりと、撮影に集中できるのだが、何か
物足りないような、寂しいような、妙な気分になってしまうから不思議だ。(笑)

橙黄色の絨毯に、美しい 模様を描くかのように ペンケペタン川が蛇行する

５年ぶりの豊花というだけあって 花の密度が濃い	この素晴らしい自然との出会いは、原体験として 親から子へしっかり伝えられ、そして護られる
大群落をつくるエゾカンゾウだが さすがに水は苦手なようで、池塘を 取り囲むように密生する	エゾカンゾウの大群落の中を、黒ずくめの 服装で身を固めた怪しい一行が、こちらに 近づいて来る。暑寒別岳に向かう某大学山岳 部のメンバーだと分かったが、ほとんどが女性で 驚く。これからの日本、女性がリードしていく のを暗示しているかのようだ