エゾキケマン　（蝦夷黄華鬘）
Corydalis speciosa
ケシ科　キケマン属

山地の日当たりのよい草地や崩壊地などに生え、茎の高さは２０〜５０センチ。茎頂の総状花序に
長さ約２センチの黄色の花を多数つける。花は筒状で、先が唇形となり、基部は距となる。葉は互生し
３〜４回羽状に裂け、小葉はさらに羽状に細かく裂け、欠刻がある。茎は全体的に白っぽく、下部で
枝分かれし、大きな株をつくる。

花期：５〜６月　　分布：北海道、本州(北部)

エゾキケマンは札幌市の藻岩山でも見られた。しかし、たった１株だけだった。2004.5.20

エゾキケマンは林道の崖下で偶然に出会ったが、花の盛りは過ぎていた。そのためなのかどうかは
分からないが、多数の花は、それぞれが仲たがいでもしているかのように、向きが定まらず、よい
アングルを探すのに苦労する。(笑)2003.5.28

2004.5.20　札幌市　藻岩山	2003.5.28　恵庭市
Nikon COOLPIX995