エゾヘビイチゴ　（蝦夷蛇苺）
Fragaria vesca
バラ科　オランダイチゴ属

低地〜山地の草地や林縁に生え、茎の高さが１０〜２０センチになるヨーロッパ原産帰化植物。
茎先に、直径約２センチの白色の花を数個つける。花弁、萼片は５個。雄しべは雌しべの集合
体と同じ長さ。葉は３小葉からなり、楕円形。縁に粗い鋸歯がある。果実は赤く熟し、食べられる。

花期：６〜７月　　分布：北海道(西南部)

エゾクサイチゴは、雄しべが雌しべの集合体よりも長い。

エゾヘビイチゴの花と果実が、もう９月だというのに藻岩山の登山道沿いでちらほら見られた。
ふつうは初夏の頃に見られるので、今年は少し様子がおかしい。今年は１０年ぶりの冷夏に
なったが、その影響なのかも知れない。

2003.9.9　札幌市　Nikon COOLPIX995