エゾフウロ　（蝦夷風露）
Geranium yezoense( yesoense) var. yeｚoense(yesoense)
フウロソウ科　フウロソウ属

海岸や原野などに生え、茎の高さは３０〜８０センチ。よく分枝し、枝先に直径２．５〜３センチの
淡紅紫色の花を２個ずつつける。花弁、がく片は５個、雄しべは１０個、雌しべの先は５裂する。
葉は掌状に５個に深く裂け、裂片はさらに切れ込む。花柄、葉柄、がくに開出毛が密生する。

花期：７〜８月　　分布：北海道、本州(中部地方以北)

エゾフウロは、雄しべの葯が落下するのが意外に早い。ほたるは、当初、雄しべが落下している
のを気にせずに撮影していた。こつをつかんだら、筆者の写真の登場機会が少なくなった。2012.7.8

エゾフウロの小群落が爽やかな夏空に映える。2011.7.9

エゾフウロは、白老町のヨコスト湿原(東側)の湿原と小砂丘の間にある草地で小群落が見られた。
花期は長く、６月下旬から８月下旬まで見られた。2008.7.21

白老町　ヨコスト湿原
エゾフウロの小群落が爽やかな夏空に映える。 2011.7.9 Canon PowerShot G11 撮影者：ほたる
雌しべの先は５裂する。 2009.7.12 Canon EOS 20D ＋SIGMA AF50mm F2.8 MACRO	花弁は重なる。 2012.7.8 Nikon COOLPIX P7100 撮影者：ほたる
2008.6.30 Canon PowerShot G7 撮影者：ほたる	がくには横向きの長い 開出毛が密生する。 2008.6.30 Canon PowerShot G7 撮影者：ほたる

エゾフウロは、苫小牧市錦岡の海岸沿いの原野で見られた。2008.6.30

苫小牧市　錦岡

がくには横向きの長い開出毛が、花柄には 斜め下向きの毛が密生する。 2008.6.30 Canon Power Shot G7 撮影者：ほたる