アメリカオニアザミ　（アメリカ鬼薊）
Cirsium vulgare
別名：セイヨウオニアザミ（西洋鬼薊）
キク科　アザミ属

アメリカオニアザミは、道端、空き地、原野などに生え、茎の高さは５０〜２００センチになる
ヨーロッパ原産の帰化植物。茎頂や葉腋から花茎を伸ばし、直径３〜４センチの淡紅紫色の
頭花を１〜数個つける。頭花はすべて両性の筒状花。総苞は球状鐘形で、総苞片は針形。
先は鋭くとがる。根生葉はロゼット状。茎葉は、深く切れ込み、縁に鋭い刺がある。裏面には
白い綿毛が密生する。茎に翼があり、硬くて鋭い刺がある。

花期：７〜９月　　分布：北海道、本州

アメリカオニアザミは、北海道で増え続けている厄介な帰化植物である。野幌森林公園では
一昨年(２００４年)秋の台風１８号で空き地と化した森林跡地に多く見られる。最も近い
ところでは、わが家のおとなりさんの空き地でも見られ、今年は、羽毛状になった冠毛が
わが家の庭を飛び回り、花、茎、葉などにからみついた。来年はわが家の庭にも生える
かも知れない。2006.8.27

2006.7.30 茎や葉には鋭い刺がある。	2006.8.27 淡紅紫色の頭花を上向きにつける
江別市　野幌森林公園　Canon EOS 20D＋EF100mm F2.8マクロ